赤ちゃんの産毛について

 

生まれたばかりの赤ちゃんはよく「お猿さんみたい」と言われ

ますが、それは体が赤いからだけではありません。

 

全身の産毛が濃くて、本当にお猿さんみたいな赤ちゃんも多い

からです。

 

これは動物の本能として、生まれたばかりの弱い肌を守るために

体毛が濃くなっているのです。

 

 

髪の毛がフサフサしているだけでなく、おでこや耳、背中や手足

にもびっしりと毛が生えている子も少なくありません。

 

「こんなに毛深くて、女の子なのにどうしよう」

 

と慌てる必要はありません。

 

大体生後3ヶ月くらいから徐々に産毛は抜けて行き、その後から

普通の薄くて細い産毛が生えてきますので

 

「あんなに毛深かったのが嘘みたい」

 

と思うようになります。

 

むしろ抜ける毛の量に驚く事もあるかもしれません。

 

寝かせている布団や枕、帽子や衣類などにペットで飼って

いる猫の毛や犬の毛のようについていてびっくりするかも

しれませんね。

 

 

もちろん親からの遺伝で毛深い赤ちゃんは生え変わっても

ちょっと薄くなる程度かもしれませんし、

 

「顔や手足の毛は抜けたけど背中の毛は渦を巻くように

 残っている」

 

ということもあると思います。

 

でも何よりもまだまだ生まれてまもないので、この先何年

何十年の間に体質も変わっていくかもしれません。

 

あせって産毛を剃ったりすると赤ちゃんの肌は敏感なので

傷つけたり、ばい菌が入ったりして炎症を起してしまい

痕が残ったらそれこそ大変です。

 

 

濃い産毛が気になったとしても、赤ちゃんのうちは剃ったり

抜いたり、除毛クリームやローションなどの処理を絶対に

しないようにしてください。